ROOT CANAL TREATMENT
ROOT CANAL TREATMENT
歯の根っこに神経や血管が通っている管があり、これを根管と呼びます。この部分が炎症を起こしたり細菌に感染したりすると、根っこ周辺にも炎症が広がり、痛みや腫れを引き起こします。根管に炎症ができると、口の中だけでなく全身が腫れる・発熱することもあります。
根管治療では根の内部の感染した神経や虫歯を完全に取り除き、消毒、殺菌の為のお薬を入れ、1週間ほどおいておきます。
内部の治り具合により週1回のお薬交換を何回か繰り返すことになるので、治りが遅い場合5-6回、もしくは7-8回以上かかることがあり、「歯医者に何度も通っているけれど全然よくならない」と言われてしまう治療の多くはこれだと思います。
歯医者が嫌われてしまう治療の一つですが、ほとんどの方は快方へ向かいます。根の内部が完全にきれいになり状態が良くなれば、根の内部に薬剤を充填し、再び銀歯などにより修復することが可能です。
当医院では、根管治療の際にプラズマレーザー照射による根管内殺菌を推奨しております。
プラズマレーザーを照射した根管は、根っこの中のバイ菌や汚れが殺菌され、無菌化、無毒化し短期間で治療を終え、再発を限りなく防ぐことが出来ます。
局所麻酔を行い、歯を削る機械を使って虫歯を除去し、歯髄除去のための穴を開けていきます。
歯髄が確認できたら、根管治療の器具を用いて取り除いていきます。
なお、歯髄の炎症が強く、麻酔が効きにくい場合もあります。その場合は無理して続けず、痛みを落ち着かせる薬剤を穴に貼付して蓋をし、麻酔が効くようになる後日に治療の続きを行います。
歯髄を取り除き、中空となった細長い根管内を清掃し、最後に入れる充填材が緊密になるよう、管の形態を整えます。
大変細かい作業のため、根管の状態により治療回数がかかる場合もあります。
根管の拡大、清掃が終了したら、最後に専用の充填材で根管を緊密に封鎖していきます。
根管充填は、歯髄を取り除いて中空となった根管内に細菌が侵入してしまったり、細菌が繫殖しないようにするためのものです。
充填の緊密さが治療の予後を左右します。
当院ではプラズマレーザー照射をおススメしております。
歯の神経を取り除き消毒した後、レーザー照射することにより器具では届かない根管の細かい部分を消毒・殺菌する事が可能です。これにより、根っこの病気の再発を出来る限り抑える事が出来ます。
※上記は、根管治療を初めて行う歯の治療の流れです
歯の神経を取り除いた空間に専用の充填剤を詰めて根管治療が終了になります。
その後は歯に土台を立てて、型を取り、歯に被せ物をする歯冠修復処置になります。
根管治療=歯の神経を取り除き被せ物をした歯は、「歯がしみる」感覚がなくなりますので、歯茎と被せ物の隙間から虫歯になっても気づくことが難しく、痛みのないまま虫歯が進行してしまうことがあります。
定期的に歯科医院を受診してチェックしてもらいましょう。